最終兵器彼女 スペシャルヴァリューBOX

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最終兵器彼女 スペシャルヴァリューBOX

最終兵器彼女 スペシャルヴァリューBOX
伊藤美紀
最終兵器彼女 スペシャルヴァリューBOX
定価: ¥ 15,750
販売価格: ¥ 12,317
人気ランキング: 5936位
おすすめ度:
発売日: 2006-01-27
発売元: 東北新社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送


できたら10代のウチに見てみるといいかも
最近映画も公開されてもう一度ヒットが来るかな?
って感じで発売されたと思われる『サイカノ』のDVDバリューボックスです。

この作品、元々人によって読んだ後に感じるものの温度差が激しいです。
大体にして設定がナゾすぎる。
ちせという女子高生が、兵器に改造されて戦争に巻き込まれていく・・
って話なんですが、そもそもなぜ女子高生をわざわざ改造するのか?
(普通に戦闘要員を改造したらいいんじゃないの?)
とか、結局どこと戦ってんのよ?それと、なんで戦ってんの?
とか、意味わからないことが多すぎて、それが目に付くと
もうイヤになっちゃう人が多いと思います。

でも、この作品で見て欲しいところはそんなところじゃありません。
これはちせ、シュウジ(ちせのカレシ)、その他多くのキャラクターの心の物語です。
高橋しんさんは、そんな彼らの心情をわかりやすい言葉で
覆って私達に提供することはありません。
10代ゆえの、不器用で、荒々しくて、バカみたいに素直な感情を
そのまんまの形で投げかけてきます。
彼らの口にする言葉は、自分のそういった感情を伝えたくて
でもできなくて、口からあふれ出した切れ端に過ぎません。

そして、私達も同じような時期を過ごしたことがあるはずです。
今はその時と全然違うところに身をおいていても
自分のどこかがそれを覚えている、そして、それがこの物語
と呼応するのだと思います。

って、アニメ版の話を全くしてないですね^^;
前13話ということで語りきれないところもありますが
結構よくできてると思います。
何より、マンガで見たシーンが動いている所を見られるのがうれしいですね。
あと、装飾の箱がとってもいいデキです、美しいです。

長々と書いてしまいましたが、ぜひ手にとって見て欲しい一品です。



斜に構えず向き合って見たい。
極限状況下の純愛物語と見るのもいい。現実の不幸な出来事への批判と愛情の注がれた寓話と捉えてもいい。考
えてみればたくさんの苦痛とほんの少しの安らぎで人は生きているではないか。病や天災や人災、個人や社会を
襲う不条理な出来事はいくらもある。個人が個人を傷つけ、宗教的な価値観の差異、政治的経済的な利権に伴う
国家間の身勝手な諍いが自然や人類そのものを脅かす。だから家族も友達もいるごく普通の女子高生がよりによ
って何故最終兵器に? などというツッコミには意味がない。他の多くの物語と同様『最終兵器彼女』にも寓話
的側面と、作り手の意思とは必ずしも関わりなく発せられるメッセージがある。見る人ごとの胸の内に有意義な
解釈と感動が残されるよう作品の愛好者としては願いたい。誰しもが人生に生きるに足るだけの理由を探し実際
皆が皆それを見出せるのでないとしたら、シュウジを思うちせの気持やシュウジの愛情を感じ取れる瞬間のちせ
の喜びは、彼らが泣きながら生きる十分な理由になるはずだ。報われぬシュウジへの思いを抱いたまま死んでい
くアケミ、アケミを守るため戦地に赴き孤独に逝くアツシ。そんな個々の魂の苦闘もただ救いがないと片づける
のではなく、無様にもがきながらも、命を、他者への愛を、自らの存在意義を必死に肯定せんと努力をした彼ら
を慈しみつつ、作品を味わい幾度も涙してほしい。ちせは不条理な運命の被害者であると共に、人間の制御を逸
脱し多くの生命を脅かす武力、暴力の象徴でもある。物語のヒロインでりあながら類を見ないほど汚れている。
この作品に感情移入出来ない人はちせのこの矛盾した側面を切り離せず抵抗を感じるのかもしれない。だが存在
の不条理に引き裂かれているのはやはりちせ自身だし、そんなちせは人類そのものを映す鏡だ。ちせの胸の傷を
見るたび嫌な気持になるのはそれが人間の本質的且つ絶望的な悲しみの表象だからではないのか。

非常にお買い得
作品の内容が、重く非常にシリアスなので、好き嫌いが分かれると思います。(また、一部性描写もあるので、これに拒否反応を起す人がいるかもしれないですね)

アニメ自体は非常に良く出来ており、感動的なエピソードもあるので、私個人的にはすごく好きな作品です。確かに戦争の背景や、細かい設定の説明などが一切ありませんが、実は、見ていただけると分かるように、そもそも不要です。ここで語られるべきは、ちせとしゅうじの物語です。

ただ、「ほたるの墓」を毎日見たいという人がいないように、これも何度も観たいとは思わないタイプのアニメです。悲しくて憂鬱になりますからね。そういう理由から、今までは購入を控えていました。しかし、やはり見たくなるものです。そういう私にとってこの値段は非常に魅力的です。間違いなく「お買い得」といえるでしょう。おすすめします。



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